有機栽培の野菜と無農薬の野菜、どちらが安全?

有機栽培の野菜と無農薬栽培の野菜はどちらが安全なのか?そんな疑問をお持ちの方はとても多いようです。
有機栽培は、基本的には無農薬栽培であり(安全性の認められた農薬を使用する場合もあります)、化学肥料も使わないことを目指す農法です。そのために、安全なのは間違いないことです。
有機栽培の技術は、伝統的な農法を継承するものです。伝統的な農法では、落ち葉や藁などの有機物を多用して、土の中の微生物を活発にさせることを基本としてきました。かつては農薬などはなかったのですから、虫喰いを気にすることもありませんでした。肥料は人糞を発酵させて下肥を作ったのです。下肥は古代から戦後間もないころまで普遍的に使われていた有機肥料です。最近は生で野菜を食べるようになったため、衛生のために下肥を使うことはなくなり、代わりに完熟させた牛糞堆肥が使われることが多くなりました。
有機栽培は自然と完全に調和するものです。昔の農家は敷地内に広大な雑木林を持っていて、落ち葉を使った堆肥を作っていたのです。落ち葉の堆肥をすきこんだ畑は養分が豊富で、微生物の宝庫でもあります。このような土壌で作物を育てれば、大地の養分のおかげで高品質な野菜を収穫できます。
有機栽培の野菜は、少なくとも2年以上にわたって農薬や化学肥料を使っていない耕地において、堆肥となる有機物を使って土作りをした畑で収穫した作物でなければ名乗れないものです。有機農産物として出荷されたものであれば、安心して食べて問題ありません。
一方、無農薬栽培は全く農薬を使用せずに野菜を栽培します。しかし前年に農薬を使って栽培していた畑で翌年は無農薬だったという場合も無農薬と言えます。近隣の畑で農薬を使用して栽培が行われていた場合は農薬が飛散する場合も考えられます。
ただ、それらの影響はごく僅かで人体に悪影響を及ぼすほどではなく不安視する必要はないと考えられています。
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